ABOUT

東京で生まれ札幌で育つ。13歳からGuitarを始める。2001年Gibson Jazz Guitar Contestで最優秀賞を授賞。 2003年Keycoのツアーや、2004年にはA・I の全國ツアーに參加。 鈴木勲(b)「OMA sound」やTOKUのBandなどJazzの現場を経て2008年NYに修行に行く。 2009年帰國し、作曲活動を始める。2011年初のリーダー作品「Meant to Be」を発表。
『自身がもっているヴァラエティに富んだエモーションをJAZZ GUITARの枠に囚われず自由に表現した快心のアルバムである。 自分の音楽を、ギタリストのエゴを押しつけるのではなく、信頼できる同世代の仲間との一體感を重視して仕上げたところに彼の人間性が見てとれる。世の多くのギターアルバムと大きく違うテイストになったが質の高い歌モノを作曲プロデュースできて、シンガーとフィットするギターを弾けるギタリストはそう多くはいない』(松永誠一郎レビューより)
現在、Hanah Springの製作やレコーディング、五十嵐一生(tp)、黒田卓也(tp)、MAYA HATCH(vo) 多世代のアーティストのバンドのメンバーとして都內を中心に全國でLIVEを行いつつ、MISIAの全國ツアー「MISIA星空のライヴVIII-MOON JOURNEY-」にギターとして參加中である。

 

LIVE REPORT

吉田サトシがBirthday Liveで魅せた卓越したフィクサー性

@Bar Rhodes 2016.03.25

吉田サトシは穏やかに微笑みなから巧みに場をコントロールするフィクサー、あるいは雑然とした記事の山から方向付いた明確な特集を打ち出す敏腕な編集者である。ベースに日野”JINO”賢二、Fender RhodesにTony Suggs、DRUMSに Tomo Kanno、という強者揃いのメンバーを迎えた吉田サトシBirthday Liveの2nd stageにおけるサトシのプレイは私の目にそう映った。

暖かい拍手とBar Rhodesの垂涎もののイタリアンの匂いに包まれながら、會場に駆けつけた母親に感謝を述べると、『Memento'(2014年)収錄の“The Source”でスタートを切る。原曲では、ベースで演奏されているリフをサトシがギターで刻むと、ドラムとベースがたたみかけるようにして曲が始まる。冒頭の強靭なグルーヴは、ファンクはもちろんのこと90年代のオルタナティヴ・ロックもほのかに香る。『Memento’において垣間見えた器用な領域侵犯性には一層磨きかかかっているようだ。

さて、サトシの卓越したフィクサー性か発揮されたのは、JINOと Tonyのソロとソロの間の一瞬においてであった。JINOか師匠シャコパス譲りの流麗フレーズとマーカス・ミラー顔負けの高速スラッフを織り交せたファンクネスたっぷりのソロを披露すると、JINOに向けられた拍手の隙間を縫うように、サトシか直前のファンクネスを絶妙に引き継いたリフを展開する。すると、Tomoかクロースからオープンへとひらけていくハイハットを刻むことで展開を作り、Tonyのスヘーシーなエフェクトを駆使した痙攣の感覚をもたらすソロへと曲は進行していった。クセの強いソロとソロのわずかな間をサトシは巧みなリフの挿入によって架橋してみせたのである。

続けて、先日できたばかりだという新曲“Happy Birthday To Me(仮タイトル)”が披露された。クリーントーンのカッティングフレーズとリズム隊のグルーヴィーな絡みを主軸に據えたこの曲は、歌心に溢れたサトシのギターがリードする実にご機嫌なナンバーであった。

次に、サトシの妻でもあるHanah Springを客席からステージに迎えて、John Lennonの“Imagine”をカヴァー。豊潤なHanah Springのソプラノボイスを最大限生かすかのように、ネオソウル風のアレンジがなされた“Imagine”は、ジョンが夢想した平和な世界を都會的かつ甘美に再構築している。Hanah Springのボーカルと相まってジル・スコットの楽曲のように聴かせる一方で、曲の終わりに配置された“Imagine”の看板的なリフはユーフォリア感たっぷりで甘美な夢想空間に聴眾を引きずり込む。ここ最近のポップ・ミュージックのメインストリームにおける R&B とサイケディリアの結託(例えばTame ImpalaによるMiguelの“Waves”のリミックス、あるいはRihannaによる“Same Ol’ Mistakes”)と共鳴しているかのような編集センスである。

そして、「ブルーにならないブルースを」といって披露されたのは“How Much KG Blues”。トランぺットを迎えたこの曲は、各セクションのソロの個性もあいまって、ジャズ、ファンク、フュージョンを縦橫無盡に行き來する。「あれ、ブルースは?」と思った矢先、サトシが純度 100%のブルースギターでちゃっかり曲を締めくくる。宣言通りブルースとして完結させるサトシの編集力學はここからも読み取れる。

最後に、客席からのアンコールにこたえるべく演奏されたのは、スタンダードナンバー“My One And Only Love”。 サトシとTonyのデュオ編成によるアレンジは、これまでの楽曲の足腰を強靭に支えてきた日野とTomoが不在であるからこその、幸福な浮遊感をもたらした。このナンバーとアレンジは、サトシの誕生日を祝すための親密で暖かい空間を締めくくるのに、実にふさわしいチョイスであった。

以上述べてきたように、強者揃いの各プレイヤーの力量が光る一方で、その個性をうまく操縦し再構成するサトシの妙技が、一楽曲のなかのフレーズの配置だけでなく楽曲同士の配置やセクションの配置からも浮き彫りになったライヴであった。吉田のこのフィックス能力が『Memento’に続くアルバムではどのように現前するのか今から楽しみである。

文:篠田ミル

WORKS

Memento
PRPL-0002 / JAN: 4560241581028
2,222円(稅別)

iTunes(https://itunes.apple.com/jp/album/memento/id943338030

収錄曲
T1.Brother T
T2.Here & There
T3.Memento
04.In A Sentimental Mood feat. Maya Hatch
T5.Grind
T6.Missing You So Much
T7.The Source
T8.Good Lookin’ feat. DJ YUZE
T9.See You In My Dreams
Meant To Be(Album)
2,500円(稅込)

iTunes(https://itunes.apple.com/jp/album/meant-to-be/id521559676

収錄曲
T1.Meant to Be (Featuring Maya Hatch)
T2.El Viento (Featuring Ayumu Yahaba)
T3.Arigato (Featuring nobie)
T4.Days Gone by (Featuring Gutizm)
T5.Some Crossover Underground (Bar AMRTA)
T6.78.0
T7.Lost&Found (Featuring Maya Hatch)
T8.Car Traffic
T9.The Way (Featuring nobie)
T10.Power (Featuring nobie)
T11.How much Kg Blues

Musician
柴田敏孝 Toshitaka Shibata(p,kb,syn)
後藤克臣 Katuomi Goto(eb,syn)
川村竜 Ryu Kawamura (wb)
長山剛士 Takeshi Nagayama (gutizm)(g)
Fuyu (ds,per)
Guest Vocal
マヤ ハッチ Maya Hatch
矢幅 歩 Ayumu Yahaba
nobie
Design
淺葉克己 Katsumi Asaba

Hanah Spring

Handmade Soul
2014.5.14
T1. 終わりのないリズム【Guitar & Vocal & Compose & Arrange】
T2. IN THE SUN【Guitar & Arrange】
T3. MUSHI MUSHI ME【Guitar】
T4. シンパシーテレパシー【Guitar & Compose & Arrange】
T5. 好きなキス【Guitar】
T7. Baby Bop (Interlude)【Guitar】
T10. CHILLS…【Guitar & Arrange】
T12. 春夏秋冬 (Handmade Soul ver.)【Guitar & Arrange】
T13. Goodbye 2 Yesterday【Guitar & Compose & Arrange】

Zeebra

25 To Life(初回生產限定盤)
2013.11.20

JiLL-Decoy association

Lovely
2012.4.11
T2.雲になって【Guitar】
T5.グラデーション【Guitar】

Nobie

PRIMARY
2011.7.21
T4.Loop【Guitar & Compose】
T5.Arigato【Guitar & Compose】
T6.Letter【Guitar】Toninho Horta共演
T9.Oceano【Guitar】Toninho Horta共演
T11.Wind From Minas 【Guitar】Toninho Horta共演

ALMA+

ALMA
2009.9.2
T1.Nobody Can Stop【Guitar】
T4.Flower【Guitar】
T5.Interlude #1【Guitar】
T9.Interlude #2【Guitar】
T11.Interlude #3【Guitar】

鈴木勲

OMA SOUND
2006.12.20
T1.シンシアリー鯵ヶ沢【Guitar】
T2.ヘビー・ムーン【Guitar】
T4.キャデラック・ウーマン【Guitar】
T5.フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン【Guitar】
T6.ノット・ソー・グッド、ノット・ソー・バッド~サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー【Guitar】
T8.アランフェス協奏曲【Guitar】

AI

MACHIGAINAI【Guitar】
2005.2.23

MISIA

Misia Candle Night(2015)
MISIA 星空のライヴVIII-MOON JOURNEY-(2015)

TOKU,ZEEBRA

TOKU with Zeebra(2013)

Maya Hatch

Maya Hatch LIVE TOUR”Lil Darlin”(2012.10)

Woong san

Woong San 「Tomorrow」発売記念ツアー(2012.4)

大槻KALTA英宣(ds)

※日本人初出演
Vertical Engine Detroit Jazz Festival(2011.8)
https://www.youtube.com/watch?v=zIImxFFn2nk
https://www.youtube.com/watch?v=HXTl8V_9HeE
https://www.youtube.com/watch?v=t1zac7UuEN4
https://www.youtube.com/watch?v=b7O6ujqGe_Y
https://www.youtube.com/watch?v=bdw2felr7jY
https://www.youtube.com/watch?v=sVh-wCwAfxY
https://www.youtube.com/watch?v=VXDbVRPX4Pg

TOKU

TOKU sings & plays STEVIE WONDER TOUR(2011)

古內東子

BLUE Note TOUR(2007)

鈴木勲

鈴木勲 OMA SOUND TOUR(2006)

AI

2004 A.I. JAPAN TOUR MACHIGAINAI(2004)

Keyco

Keyco First Tour -Tripping Out-(2003)

スッキリ(2012.4)

纐纈歩美(ジャズアルトサックス奏者) 生演奏サポート
https://www.youtube.com/watch?v=nimLiOrT4-0

受賞履歴

Gibson Jazz Guitar Contest(2001)

最優秀賞受賞

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